豆工事
屋根補修

参考:新住宅ジャーナル 2011年5月号 『屋根修理に突如250件の注文 横揺れで屋根被害が中心の地震』

屋根の葺き替え工事

 屋根の中でもコロニアル屋根などと比べて、和瓦は長持ちするほうですが、40年もすると瓦を部分的に補修しただけでは補修しきれない部分が出てきます。そうなると、屋根全体の瓦を葺き替えることになってしまいます。
 このお宅も部分補修を繰り返してきたのですが、軒先瓦が落ちるようになってしまい、雨漏りしないうちに屋根瓦を葺き替えることになりました。
 今は野地板の上にルーフィングを張って、防水効果を高める工法ですが、むかしのことですからルーフィングがなく「トントン葺き」といって、木を薄く削ったものを野地板の上に敷き並べてその上に瓦桟を打って、和瓦を引っ掛けていくやり方でした。今回は和瓦ではなく、セラマウントという洋瓦に葺き替えることになりました。瓦桟を取り払い、コンパネで野地板を重ね打ちして、その上からルーフィングを張り瓦桟を打ちます。和瓦とは違い、洋瓦は一つ一つの瓦をステン釘で下地に止めていきます。地震には強い屋根になります。
 屋根勾配がきついと足場を掛けなければなりませんが、普通の勾配であれば足場なしに屋根の葺き替え工事をこなしてしまいます。14坪の屋根だと2日もあれば葺き替えが完了します。

屋根漆喰も10年以上経つとはがれてくる

 最近は地デジ対応のテレビに変える方が多く、アンテナを設置するために電気屋さんが屋根に登る機会が増えてきました。屋根に登ると下からでは見えなかった屋根の破損状況が分かるようで、電気屋さんから「屋根瓦が割れていますよ、早く直さないと雨漏りの原因になりますから、屋根屋さんにみてもらった方が良いですよ」と指摘されたという事で、当会に依頼されるケースが多くなっています。
 このお宅は、台風でアンテナが飛んでしまい、ついでだから地デジに変えるかという事で、電気屋さんに依頼したところ、和瓦が大きく破損しているのを見つけたというケースです。よほど強く、飛んできたと見えて、かわらが4枚ほど割れていて、野地板の上のルーフィングまども破れていました。
 破損した瓦を取り除いて、ルーフイングをその部分だけ張りなおして、瓦桟も緩んでいたので、ステン釘で閉め直して、新しい瓦と交換しました。また、軒先瓦が落ちてしまい、ようやく雨どいでとまっている状態でしたので、軒先瓦を取り外し、銅釘で打ち直して補修しました。棟の漆喰もほとんどはがれていたので、棟漆喰を塗り直しました。棟の漆喰も10年経つとやせて破損しやすくなるために、こまめの手入れが必要になります。
 漆喰には黒と白がありますが、好みの違いだけで性能的には変わりません。最近はシックな感じがして瓦の黒とマッチするということから黒漆喰を好まれる方が多くなったようです。